虫の知らせ
- deadhead-jj

- 2023年11月30日
- 読了時間: 3分
2023.11.30 更新 (★) そんな事はあると聞いていたが・・・。11月初旬、小生の仕事の件で同業者のサインが必要となった、しかし、見渡しても近くにはそんな親しい人間はおらず、東京で同業をしている友人に頼むことにした、その旨今年の賀状にも書いていた。親しいとは言えいきなり書類を送るのも失礼?と思い、メールしようと思ったが、アドレスが我がPCには無い、恐らく知らないで消去したのだろう、そこでネットで彼の勤務先の電話番号を調べ電話、しかし休業中とのアナウンスあり、そこで葉書を書いた、ここからがおかしい、何時もなら郵便物を書いた途端ポストに走る小生であったがその時はどうしても行きたくないのだ、ポストに行く時間なんて幾らでもあったのに、出かけたく無いのだ、足が動かないのだ。
数時間後どうしても気になりネットで再検索、別なサイトを開いて見れば彼のお店は廃業と言う字が飛び込んで来た、「急な廃業で申し訳ない云々・・・」の文字もあり・・・
もう、彼は病気か事故?に会ったのに違い無いと思ったが、連絡する手段は無かった。事実が判るまでそっとした方が良いと思った。
先日、彼の奥さんからの喪中挨拶の葉書が飛び込んで来た。やっぱり・・・と思うしかない、頑丈な身体、山が好きだった彼、たばこは毛嫌い、眼が悪くなると言いパソコンは見ない、でも酒に関しては酔っぱらって自転車に乗りシャッターの閉まっている店に飛び込んだり、また泥酔してバイク運転、信号待ち時どうしても眠くなり交差点の草地に倒れバイクと共に寝ていたと言う事があったと聞いていた。
山は一人で登ると言う、理由は自分のペースを大事にしたいからとの事、一人で登っている時はもう苦しくて苦しくてもう山なんか登らねぇ~、天候が悪化し辛うじて汚いボロボロの山小屋に辿りつき、前の逗留者の残した食べ物に少し救われるも、寝ているとネズミが足を噛んだため飛び起きるとの話をしてくれたものだ、しかし、駅に辿り着き帰りの車中では次は何処の山へ登ろうかと思うらしい。これに対してお前もう脳内麻薬が出ちまった!一生山に登るぞと言い放った事もある、あれほど山は一人で登る!と言っていた彼も、とうとう奥さんと登る様になったらしい。
ネットでその知らせを見たのは彼の死後2日後だったらしい、昔は何度も何度も飲みに行った二人だが、最近はさすがに年賀状だけのやり取りのみだった、もう一度で良いからまた飲みに行きたかった、北海道の日本酒も美味くなって来たので飲んでくれや!
正に虫の知らせと言う奴じゃないか?同じ歳、小生も近いうちに其方へ行く、行きたくないが、君が居れば心強いぞ。じゃーな!「けしからん!」(これはお互いのボスに良く言われていたお叱りの言葉だ!)合掌。

NIKON Z50 NIKKOR 50-250mm f/4.5-6.3 VR
f:29 SS1/320 ISO-320 焦点距離 135mm (35㎜ 焦点距離 202)
AIRDO-Hokkaido International Airlines (HD/ADO)
Boeing 737-700 No:JA09AN
函館空港・介護老人福祉施設 シンフォニー裏 2023.03.20 撮影。
後記:続々と喪中の葉書が到着するようになった、小生も年賀状はもう終わりか、来年で終了となるだろう。



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